トレックス・セミコンダクター株式会社(本社:東京都中央区、JASDAQ コード番号:6616、代表取締役社長 藤阪知之、
以下トレックス)は、トレックス製品の「XCL(コイルと電圧・電流制御ICの一体型micro DC/DCコンバータ)」が
メガネ型ウェアラブル端末に採用されたことを発表します。
トレックスの得意とする超小型化・低消費電力化技術は、更なる小型・低消費電力化が求められているモバイル端末や、
電子化が進む産業機器・車載機器等にも多く採用されています。
「XCL」は、既存のDC/DCコンバータと同様の大きさで、通常DC/DCコンバータの外に配置されるコイルをDC/DC
コンバータと一体化させた製品です。
コイルとの一体化により、お客さま製品での電源制御に必要な部品点数の削減と、実装面積*1の低減に貢献、様々な電気
機器の小型化、軽量化を実現しています。
また、「XCL」は、専用コイルをDC/DCコンバータと最短距離で接続(一体化)させることで、通常のDC/DCコンバータで
は実現不可能なレベルでのノイズ低減を実現しています。
そのため、特に身に付けて使用する時間が長いウェアラブル端末で課題となっている、人体へのノイズの影響対策等にその
効果が期待されています。
今後、時計型や指輪型等のウェアラブル端末への採用等も増えていくと考えています。
*1. 製品内での電子基板上で電気部品が配置される面積。面積を小さくできれば、その分当該製品を小型化できる
■XCLの特徴
・電圧・電流制御ICとコイルを一体化させた超小型 micro DC/DCコンバータ
外付けコイルの一体化による部品点数の低減、機器の小型化に貢献
輻射ノイズを抑制、ノイズ対策等に要するお客さま側での製品開発期間を短縮
業界トップクラスの電圧・電流変換効率でお客さま製品の低消費電力化に貢献