株主・投資家の皆さまへ

 株主の皆様におかれましては、日頃より当社グループ事業へのご理解とともに多大なご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

 第28期(2023年3月期)の市場環境は、産業機器や車載機器、医療機器などの分野を中心に、引き続き半導体・電子部品の需要が好調に推移した上半期から、下半期には一転して在庫調整局面に入り、需要が大きく減少する状況となりました。

 そのため当社グループでは、鹿児島工場に係る減損損失の計上を余儀なくされましたが、通年では上半期における好調を受け、連結業績は、売上高319億56百万円(前期比3.5%増)、営業利益39億76百万円(同2.0%増)、経常利益39億81百万円(同3.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益21億79百万円(同31.0%減)となり、売上高及び営業利益の過去最高を更新しました。

 市場の在庫調整局面は、もうしばらく続くと予想していますが、いずれ回復し、中長期的には著しい需要増加が見込まれます。当社グループは今後、さらなる生産増強に向けた設備投資を実施し、市場の伸びを積極的に取り込むことで、新たに設定した「拡大中期業績目標」が示す成長を遂げてまいります。